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マスキングテープの重要性と落とし穴・・・その1

マスキング-1

皆さんは、マスキングをご存知でしょうか?

マスキング-1

主に下地処理の際、磨いてはいけない箇所(未塗装樹脂、ゴム、エンブレム、ガラス面等)にバフが触れないようガードするために使うものでマスキングテープという比較的粘着力の弱いテープを貼ることで対象箇所を保護する役割があります。

ところがこのマスキングテープには落とし穴があります。それは粘着テープを使用するため剥がす際のトラブルが発生する懸念があるということです。

具体的には塗装の剥がれやゴムの破損などです。特に経年車になればなる程、素材の劣化とともにリスクが増していきます。また貼り付けている時間が長いほどそのリスクは増します。

マスキングは貼らずに済むのであれば貼らないでおいた方が無難なのです。ショップによっては下地処理を行う際、ボディ全体にマスキングを行ってから下地処理を始めるところもあるようですが当店では必要な時に必要な箇所だけ貼って終わり次第すぐにはがすようにしています。

確かに作業途中の画像を撮影する際、全体的にマスキングを貼っていた方が見栄えは良いですが時間が長い程、ボディにダメージを与えてしまうリスクも増しますのでマスキングは必要最小限にとどめ本当に必要な箇所に必要なタイミングで行うようにしております。

またマスキングテープを貼りつける際も工夫をして粘着力を落としたり、また剥がす際も極力丁寧にそっと剥がすように心がけております。

ちょっとしたことかもしれませんが全ての工程、全ての作業には意味があります。その意味をよく考え効率よくまた出来るだけリスクを抑えて作業する、それがクオリティアップに必要と考えております。